パワハラ条例案・協議引き伸ばし。増加するパワハラで職員も疲弊。

  今回は、私たちが住む狭山市の「行政と議会の裏側」で起きている、非常に深刻な問題についてお伝えします。



 現在、狭山市役所内や市議会において、市長や幹部によるハラスメント・不当な圧力が強く懸念されています。職員のメンタルヘルス悪化や議会の停滞など、決して放置できない状況が明らかになってきました。

1. 議会への不当な圧力?停滞する市議会のリアル

 ことの始まりは令和3年、市議会の総務経済委員会が「議員・市長・職員等ハラスメント防止条例案」を作成し、市側に検討を申し入れたました。

 執行部側と協議した結果、引き続き協議が必要との結論で、条例制定には至りませんでした。

 ところが今、何が起きているでしょうか?

  • 質問通告へのいちゃもん・議会のストップ 市長は事あるごとに議会での発言に対し「ハラスメントを受けた」と議長に申し入れ、質問や発言の取り消し・修正を要求。その度に議会がストップしています。

  • 気に入らなければ会議をボイコット  発言を訂正しても内容が気に入らないと、何時間も会議に出席しないなど、意図的とも思える議会妨害が行われています。

  • 議決前の議員呼び出し  議案の採決前に議員を呼び出し、賛成するよう圧力をかける動きがあったとも見られます。

  • 市長による女性議員に対するパワハラ。 議会の休憩中、階段の踊り場で女性議員と遭遇した際、同会派の議員の問題点について大声で抗議するなど。

 こうした市長の議会に対する強硬姿勢など、議長や一部の議員が毅然と対応できておらず、「言いなり状態」が常態化してしまっているのが現状です。

2. 衝撃の職員アンケート:パワハラ被害78名、相談213件

 問題は議会内だけにとどまりません。市職員に対するパワハラも深刻化しています。

市長が部下に対して「顔も見たくない」「出入り禁止」などの暴言を吐いているとの声も聞こえる中、一般質問で明かされた「職員アンケート」と「 メンタルヘルス相談」の結果は衝撃的でした。

📊 メンタルヘルス・パワハラの実態(令和6年度〜7年2月)

  • メンタルヘルス相談件数: 213件(産業医・カウンセラー等)

  • 過去2年間のパワハラ被害者: 78名

  • 加害者で最も多い存在: 「上司・先輩」(62件)

具体的には、以下のような悪質な行為が多数報告されています。

  1. 侮辱・暴言などの精神的攻撃: 43件

  2. 威圧的な行為: 37件

  3. 人前での強い叱責: 28件

  4. 無視・仲間外し: 17件

  5. 必要な情報を与えない: 17件

  6. 過度な業務の強要: 15件

 職場内の立場を利用したハラスメントが横行している現実が浮き彫りになりました。

3. 「相談しても無駄」崩壊した市と職員の信頼関係

 これほど甚大な被害が出ているにもかかわらず、職員課が正式に受け付けたハラスメント相談はたったの「2件」でした。

 なぜ被害を受けた職員は声を上げられないのでしょうか?

 その理由は、「相談してもどうせ解決しない」という絶望感と不信感です。 市の内部窓口ではなく、匿名で利用できる外部相談窓口に利用が集中していることからも、「市役所という組織自体を信用できない」という職員の切実なSOSが読み取れます。

 議会からも「職場環境が最悪な状態」「優秀な人材がどんどん辞めてしまう」と強い危機感が示されいます。

おわりに:市政の混迷は市民のデメリットに

市は令和7年度から「安全衛生担当課長」を新設して対策を強化するとしていますが、形だけの役職新設で解決するほど甘い問題ではありません。

職員の心身の健康や風通しの良い職場環境は、すべての市政運営・市民サービスの土台です。 職員が疲弊し、優秀な人材が流出すれば、そのしわ寄せは巡り巡って私たち市民に返ってきます。

まずは市長自らがこの深刻な結果を真摯に受け止めて事実を公表し、自ら襟を正して改革を進めるべきではないでしょうか。

みなさんは、この狭山市の現状についてどう思われますか?