決裁印を押した市長の呆れた言い訳
前回は、市のズサンな管理によって自転車駐車場の委託業者が破産し、皆様の血税3000万円を放棄した問題をお伝えしました。
誰も責任を取らない狭山市の異常な体質。今回はさらに踏み込み、「法律のルールすら無視し、それを組織ぐるみで隠蔽しようとする狭山市の呆れた実態」を2つ告発します。
1. 民主主義の崩壊:議会を無視した2000万円超の「違法契約」
狭山市が大きな買い物(2000万円以上)をする時は、市民の代表である市議会の「議決(承認)」を得なければならないと法律で決まっています。これは税金の無駄遣いを防ぐための絶対のルールです。
しかし、令和6年、教育委員会は小学校の教師用指導書を、議会の議決を経ずに勝手に契約して購入してしまいました。完全な法令違反です。
実は同じ時期、東京都小平市でも全く同じミスが起きました。しかし、小平市の市長や教育長は「あってはならない事態に陥った」と猛省し、自らの給料を減額して責任を明確にしました。 一方、私たちの狭山市はどうだったか? なんと、「後から議会で承認してくれればいいでしょ」と追認議案を出してきただけで、市長も教育長も誰一人として給与の減額等の責任を取りませんでした。違法な行政執行をしておきながら責任を取らない、まさに無責任体質です。
2. 給食センターの「違法会計」が10年間も放置されていた
さらに恐ろしいのが、堀兼学校給食センターの業務委託費をめぐる問題です。 地方自治体の会計は「その年の支出は、その年の予算で支払う(会計年度独立の原則)」という厳格な法律のルールがあります。
しかし市は、平成27年度(1月〜3月分)の未払い金・約3280万円を、なんと翌年度の予算からコッソリと支払っていました。しかも、この違法な「年度またぎの支払い」を、直近までの10年間、ずっと続けてきたのです。
「気づかなかった」という嘘と、市長の決裁印
議会でこの問題を追及された際、市の担当者は「請求書を見ただけでは、前年度の支払い分だと気づけなかった」と言い訳をしました。教育委員会には当時の文書5年保存で残っていないとのことでした。
しかし、これは真っ赤な嘘でした。 私は保存期間は10年のはずと考え、会計課に情報公開請求したところ当時の「会計伝票(支出命令書)」は残っており、そこにはハッキリと「1月、2月、3月分(前年度分)」と書かれていたのです。誰が見ても違法な予算執行だと一目で分かる書類です。 支払伝票は廃棄して残っていないという説明は、原因と責任を曖昧にすることが目的だったと考えざるを得ません。その伝票の最後には、小谷野市長の決裁印がしっかりと押されていました。
所管の部署も、会計課の審査も、毎月の監査委員の目もすり抜け、トップである市長がハンコを押して、10年間も違法な会計が続けられていた。これは単なるミスではなく、組織ぐるみの隠蔽を疑われても仕方のない異常事態です。
「人間だからミスをする」で許されるのか?
この前代未聞の違法会計について、議会で追及された小谷野市長の答弁は耳を疑うものでした。
「人間が業務を行っておりますので、単純ミスなど発生することは避けられません」
謝罪もなく、責任の所在も明らかにせず、関係者の処分も行わない。3000万円以上の違法会計に自らハンコを押しておきながら、「人間だもの」で済ませようとする姿勢に、私は強い怒りを感じます。過失であれば責任を免れるわけではありません。
ここでも、あの痛ましい職員の犠牲を生んだ「責任をウヤムヤにする体質」は、今この瞬間にも、市政のど真ん中で皆様の税金を蝕んでいます。
私は議会の中で、この腐敗した隠蔽体質と徹底的に戦い続けます。
次回は、「中央公民館跡地の不透明な売却問題」について切り込みます。皆様の財産がどう扱われているのか、ぜひ引き続きご注目ください。