◆3000万円も権利放棄・狭山市駅自転車駐車場使用料 令和7年9月議会

 狭山市は駅西口の自転車駐車場の料金を民間団体に預け、市へ納めさせる契約をしていた。しかし、この団体は期限までに預かり金を納めず、しかも市はその遅れに気づかないまま翌年度の契約を続けていたのである。本来なら、納付が遅れた時点で確認し、催促し、契約を見直すのが当然である。それを怠った狭山市の事務手続きは、あまりにもずさんであったと言わざるを得ない。

 さらに、団体は預かったお金を勝手に流用していたらしいことは容易に推測することができたが、市は支払日に入金の確認もせず、理由を聞いた記録すら残していない。結果として団体は破産し、市は約3000万円を回収できなくなったのである。これは狭山市が委託した団体の管理監督を行っていなかったことに起因しており、重大な過失があったということである。この事実が明らかになっても市長の謝罪もなく、職員の処分もなかった。

 このような状況があったかかわらず、担当職員のみならず、管理職も含めて責任の所在が明らかにされないまま議会に権利放棄の議案として上程された。

 狭山市の行政手続に瑕疵があったことは明らかなので、この議案に反対したが賛成多数で承認された。市民の生活を支えるはずの行政と議会が、この判断で良いのか強い疑問と憤りを感じる。