【9月25日】 佐用豪雨で不明の孫、「見つけるまでやめない」と祖父が捜索40日、25キロ
台風9号による豪雨で被害を受けた兵庫県佐用町で行方不明となっている小学4年小林文太君(10)の祖父武さん(68)が連日、同町から同県赤穂市に続く千種川沿いで文太君を捜し続けている。約40日間で25キロに及ぶ捜索だが、手がかりはなく、24日は、初めて捜索ボランティアが加わった。武さんは「26日の四十九日までに見つけてやりたい」と話している。-続きを読む-YOMIURI ONLINE-77 
文太君は4歳の時に父親を病気で亡くした。今回の豪雨で、母親の小林佐登美さん(40)と姉の高校2年彩乃さん(16)と避難中に流された。佐登美さんと彩乃さんの遺体は直後に見つかったが、文太君の行方はわからないまま。
「流された時に背負っていたランドセルの中のノート1冊でいい。このままでは亡くなった2人が落ち着いて眠れない」。武さんは、長靴姿で現場へ向かい、連日3、4時間、虫が飛び、倒木の枝が顔に当たる山林や竹やぶに入る。新聞の折り込みチラシ1900枚で、情報提供も呼びかけてきた。
24日は流された現場から約10キロ・メートル南の同町の千種川沿いで捜索。チラシで武さんを知った大阪府吹田市の臨床心理士、小松寛之さん(50)や、その知人の大阪市大正区の漫才師大木はんすけさん(30)(吉本興業所属)、専門学校生ら6人が加わり、木の根元に絡み合ったごみや木くずの固まりを取り除いたが、発見できなかった。
武さんは「自分の孫を見つけられず、悔しい。見つけるまで、やめない」。大木さんは「1人では大変な作業。これからも仕事の合間をみて手伝いたい」と話した。
(2009年9月25日 読売新聞)

